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『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』感想レビュー|笑いとアクションが融合した邦画の快作

日常×本格アクション!大人気コメディ映画の続編

―『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』―

映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、なにげない日常を過ごすオモテの顔と、ヒットマンとしてのウラの顔を持つ若き2人の女性を描いたアクション・コメディ作品。

2021年公開の人気作『ベイビーわるきゅーれ』の正統派続編であり、ユーモアあふれる日常描写と、銃撃・格闘アクションを融合させた唯一無二の世界観は健在だ。

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今回は「ヒットマン vs ヒットマン」、まさに竜虎相まみえる緊迫の物語が展開される。

開幕から全開のアクション

映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、前作同様、開幕冒頭から怒涛のアクションが炸裂する。もはやアクションというより“大乱闘”と叫びたくなるスピード感と激しさだった。

ストーリーのテンポは前作『ベイビーわるきゅーれ』と比べると、人によってはやや緩やかになった印象を残すかもしれない。しかし、アクション・コメディ映画としてのユーモアと迫力はそのまんま健在。銃撃戦と肉弾戦が絶妙に組み合わさり、視聴者を飽きさせることはない。

クライマックスでは、前作の魂を受け継いだ本格的な武芸・マーシャルアーツが物語の締めを飾る。緊迫感と迫力に満ちたバトルが画面いっぱいに広がるのだ。

ラストは好みが分かれる幕引きで、私としては少し後味の苦さを感じたが、それも本作の個性の一つといえるだろう。

 

『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』あらすじ|世知辛い日常と新たな脅威

主人公・ちさと(髙石あかり)まひろ(伊澤彩織)はふたり暮らし。オモテの顔とヒットマンとしてのウラの顔の二重生活、2人にとっては何気ない普通の日々を送っていた。

しかしある日、組織からの突然の通達が下される。4年間のGym費用と、裏稼業の保険プランの変更などで多額の支払いを請求され、資金繰りに追われることに。社会の世知辛さはオモテもウラも関係なく、なんとか資金をかき集めて銀行に支払いにいこうとするも、タイミング悪く強盗と鉢合わせる2人。支払いも遅れ、依頼ではないシゴトをしてしまったことで、組織から”謹慎処分”を命ぜられてしまう。

謹慎中は、裏稼業の収入はゼロ。アルバイトでなんとか生計を立てるちさとまひろだったが、その背後には新たな刺客――2人を狙うヒットマンの影が迫っていた。

 

コメディとアクションの融合が極まる

本作『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の見どころは言わずもがな、ほわんほわんとしたコメディパートと、ガチなアクションシーンが見事に融合している点にある。

特に武芸シーンでは、人形を相手にスパーリングを行う場面が圧巻。もうマジでガチ。まひろ役の伊澤彩織は女優でありながらスタントパフォーマーとしても活躍し、映画『キングダム』や実写版『るろうに剣心』などにもスタントとして出演している。彼女の繰り出す動きは迫力満点で、思わず息を呑むほど。そのガチファイトには、「ふふぇ…」と情けない声を漏らしてしまうほどビビってしまった。

一方で、コメディや日常パートはさらに磨きがかかり、ゆるい雰囲気で観客を和ませる。

ちさとまひろの演技がぽえーんとしてるの、ぽえーん。例えるなら、ゲーム『MOTHER 2』のどせいさんのような愛らしさを放っていた。

『MOTHER2』どせいさん 簡単解説

どせいさんは、『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場する不思議な種族である。サターンバレー(どせいさんの村)に暮らし、独特のフォントで話すセリフが特徴的である。

  • 見た目:大きな鼻とひげ、頭のリボンがトレードマークである。
  • 性格:純朴で親切。敵対的ではなく、主人公たちを温かく迎える存在である。
  • 役割:道具屋や休息(温泉など)でのサポートなど、冒険を実用面から支える。
  • 人気:シリーズ屈指のマスコット的存在で、グッズや専用フォントでも親しまれている。

要するに、どせいさんは『MOTHER2』の世界観を象徴する、優しくユニークなサポーターである。

ゆるいユーモアに自然と笑みがこぼれるがしかし、さらに特筆すべきは、コメディの中にしっかりアクションのキレがある点だ。

たとえば、アルバイト中にちさとまひろが言い争いになって着ぐるみを着たまま喧嘩をするのだが、しかし身に着けているのは可愛い着ぐるみ。その着ぐるみ同士がする喧嘩もガチのアクションで、渾身のパンチや迫力のジャンピング両足蹴りをかますのはシュールを飛び越えてもはやカオス。その生み出された可愛ゆアクションのギャップが、コメディ極まっていた。

 

こんな人にオススメ!

映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、アクションとコメディの絶妙なバランスで、幅広い層が楽しめる作品だ。特に以下のような人に強くオススメしたい。

  • アクション映画好き:迫力の銃撃戦や本格的な格闘シーンを求める人。
  • コメディ×日常系が好き:ゆるい笑いと可愛らしい掛け合いを楽しみたい人。
  • 前作ファン:『ベイビーわるきゅーれ』の世界観やキャラクターが好きで、その続きが観たい人。
  • スタント・武術ファン:伊澤彩織をはじめとする本格派アクションパフォーマンスを観たい人。
  • 個性派邦画好き:定番のハリウッド型アクションではなく、日本ならではのユーモアとテンポ感を味わいたい人。

本作は、笑いと緊張感が交互に押し寄せる独特のリズムが魅力の作品。普段あまりアクションを観ない人にも、新鮮な映画体験を提供してくれるだろう。

 

まとめ

映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、日常系のゆるふわっと本格アクションが見事に融合した、唯一無二の邦画アクションコメディである。前作『ベイビーわるきゅーれ』から続くキャラクターの魅力はそのままに、さらに磨きがかったコメディパートと迫力の武術シーンが楽しめる。

笑いと緊張が交互に押し寄せてくるテンポは、アクション映画ファンはもちろん、コメディや日常系作品が好きな人にもオススメできる一本。

本作から視聴しても全然楽しめる作りとなっているが、もし前作を未見であれば、ぜひ『ベイビーわるきゅーれ』から鑑賞することをオススメする。そうすれば、本作の面白さがさらに深まることだろう。アクションと笑いの絶妙なハーモニーを、ぜひ体験してほしい。

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映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年)』の作品情報まとめ(監督・キャスト・配信情報など)

  • 監督:阪元裕吾
  • 出演:髙石あかり、伊澤彩織、水石亜飛夢、丞威、濱田龍臣
  • 公開年:2023年
  • ジャンル:コメディ、アクション

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