映画レビュー100本到達のご挨拶とおすすめ作品の紹介
映画レビューを書き続けてきた当ブログ『のんびり映画帳』も、ついに100記事に到達することができました。これも一重に、読んでくださる皆様のおかげです。
そこで今回は100本の映画レビューの節目として、これまで観て、書いてきた映画レビュー100本の中から、私が「本当に観て良かった」「今でも心に残っている」と思える10本を厳選して紹介いたします。ランキングではなく、自分の記憶と感情に強く残った映画ベスト10です。
ジャンルはバラバラですが、どの作品にも“心に残る何か”があり、皆さまの映画ライフの参考にしていただければ幸いです。なお、私が映画を視聴しているサブスクリプションサービスはAmazonプライムビデオ(Prime Video)のみであるため、紹介作品もAmazonで視聴できるものが中心となります。ご了承ください。
それでは、映画レビュー100本の中から選んだ「本当に面白かった映画10選」をご紹介していきましょう。

▶ 読みたいところだけチェック
- 映画10本の選出基準について
- 映画レビュー100本から厳選|本当に面白かった映画10選
- 1.『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022年/三木孝浩監督/日本)
- 2.『ゴーストキラー』(2025年/園村健介監督/日本)
- 3.『僕にはとても大切な君』(2021年/イ・チャンウォン, クォン・ソンモ/韓国)
- 4.『奈落のマイホーム』(2022年/キム・ジフン監督/韓国)
- 5.『返校 言葉が消えた日』(2021年/ジョン・スー監督/台湾)
- 6.『サマーウォーズ』(2009年/細田守監督/日本)
- 7.『恋愛の抜けたロマンス』(2022年/チョン・ガヨン監督/韓国)
- 8.『僕と彼女のファースト・ハグ』(2022年/チャン・ユエン監督/中国)
- 9.『見える子ちゃん』(2025年/中村義洋監督/日本)
- 10.『M3GAN/ミーガン 2.0』(2025年/ジェラルド・ジョンストン監督/アメリカ)
- 惜しくもランキング外となったおすすめ映画
- 100本映画レビューを書いて感じたこと
- 次の目標と今後の更新予定
映画10本の選出基準について
今回はランキング形式ではなく、「印象に強く残った」「今でも鮮明に思い出せる」「もう一度観たい、実際に複数回観た」と感じた作品を基準に選出しています。
世間の高評価レビューや興行収入よりも、実際に100本の映画を観てきた中で、私自身の記憶と心に残り続けているかどうか――その“余韻の深さ”を最も重視。
いわゆる名作・話題作だけではなく、静かな良作やマイナー作品も含まれているため、「次に観る映画を探している」「自分の好きな映画を見つけたい」という方にも参考になれば幸いです。
映画レビュー100本から厳選|本当に面白かった映画10選
1.『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022年/三木孝浩監督/日本)
眠るたびに記憶を失ってしまう少女(福本莉子)と、罰ゲームで恋人になった少年(道枝俊佑)が織りなす青春ラブストーリー。
ただの純愛映画ではなく、家族や友人が支える“愛の形”にも焦点を当てた感動作である。
記念すべき当ブログ最初のレビュー記事であり、映画レビューブログを書き始めるきっかけとなった作品。切なさと温かさが共存し、今でも心に残り続けている一本。
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2.『ゴーストキラー』(2025年/園村健介監督/日本)
殺し屋の幽霊が女子大生に乗り移った!?圧倒的な格闘術と銃撃戦が見どころ!
脚本は『最強殺し屋伝説国岡』『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾で安定感は抜群。ファンタジー要素を取り入れながらも、殺陣師・三元雅芸の技はガチのガチで見応え十分。
最初から最後までアクションに振り切った一作。
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3.『僕にはとても大切な君』(2021年/イ・チャンウォン, クォン・ソンモ/韓国)
目も見えない、耳も聞こえない7歳の少女ウネ(チョン・ソヨン)と、金に悩める男ジェシク(チン・グ)との出会いの物語。
涙なしには観られない。視聴開始数分で涙腺は崩壊する。
子役チョン・ソヨンの演技力は圧倒的。あなたも必ず、涙する。
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4.『奈落のマイホーム』(2022年/キム・ジフン監督/韓国)
自宅で笑っていたら地面が抜けた!念願のマイホームが奈落へと落ちる様を描いたディザスター・パニック映画。
いつ落ちてもおかしくないという緊張感がありながら、ゆるいコメディも絶妙に織り交ぜられていて、パニックとユーモアの緩急がスゴイ!ハリウッド顔負けのVFXも見応え十分!
災害映画でありながら、「全員に助かって欲しい」と願ってしまう、そんな作品。
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5.『返校 言葉が消えた日』(2021年/ジョン・スー監督/台湾)
言論統制時代の台湾を、ホラー仕立てで描いた作品。陰鬱な描写が、統制時代の台湾を物語っている。
ホラー映画でありながらも、社会派ドラマとして歴史を振り返ることのできる作品。恐怖病さもさることながら、張り巡らされた伏線やドラマティックな展開にも注目!
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6.『サマーウォーズ』(2009年/細田守監督/日本)
バーチャル世界での、ハッキングAI「ラブマシーン」との死闘を描いたアニメーション映画。家族愛についても多くを語る。
細田守監督の代表作品。今や金曜ローショーでも放映されるほど。メタバースやAIなど、科学技術が劇的に進化している現代にこそ観るべき作品。
クライマックスでのAIとの対決シーンは、本作一番の見どころ!
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7.『恋愛の抜けたロマンス』(2022年/チョン・ガヨン監督/韓国)
恋愛抜きで、求めあうだけの関係は成立するのか?マッチングアプリで知り合った男女が、恋の駆け引き。
現代的な恋愛関係をユーモラスに切り取ったストーリーであり、韓国映画らしい人間描写と、軽いタッチでかつ刺激的な会話劇が◎。
韓国俳優ソン・ソックと、チョン・ジョンソの魅力を最大限に引き出した傑作。
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8.『僕と彼女のファースト・ハグ』(2022年/チャン・ユエン監督/中国)
潔癖症のピアノ教師バオ・バオ(チャン・ユエン)と、型破りで自由奔放なミュージシャン・ウェンヌワン(リー・チン)が、音楽を通して通じ合っていく恋愛ドラマ。
中国が本気を出して作ったら、傑作映画が出来上がっていた。
ポップ調で進行していく物語は、コメディも纏いつつも、シリアスな展開へと発展していく。ラストは人間ドラマさえも編み込まれ、人を選ばない感動作に仕上がっている。
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9.『見える子ちゃん』(2025年/中村義洋監督/日本)
霊が見えているのに見えていないふりをし生活を続ける四谷みこ(原菜乃華)の物語。
ストーリーは単純明快だが、見えているのに”見えていないふりをする”というのがシュールで面白い。
クライマックスでは、まさかまさかの展開に、してやられること間違いなし!2025年を代表する良作。
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10.『M3GAN/ミーガン 2.0』(2025年/ジェラルド・ジョンストン監督/アメリカ)
世界中を震撼させた『M3GAN/ミーガン(2023年)』の続編映画。AI人形ロボットであるミーガンが、人類を滅ぼさんとするアンドロイドと戦うSFスタイリッシュ・アクション。
トニカクその狂気が美しく、華々しく舞い散り舞い踊る。
生身の人間が演じ、その上からCG合成するVFXの集大成。これぞハリウッドと言わしめる完成度を誇る。
アクションだけでなく、AIやアンドロイドと今後どのように人類は共生していくのか?という問いを投げかける一作。
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惜しくもランキング外となったおすすめ映画
ここでは、候補に挙がりながら惜しくも10作品には選ばれなかったものをいくつか載せておきます。どれも印象的で、最後まで迷いました。
- 『教皇選挙』:策略・誤算・野心――誰が頂点に立つのか。
- 『ウプ・カップランブ』:お墓が足りない!ボリウッドの傑作コメディ!
- 『劇映画 孤独のグルメ』:おっさんが飯食うだけでなぜ面白いのか。
100本映画レビューを書いて感じたこと
100本の映画を観てレビューを書き続けていると、「心に残る映画」と「すぐに忘れる映画」の違いが少しだけ掴めてくる……。嘘です。映画なんて、視聴してみないとわかりません。外れを引くこともあります。しかし、それもまた映画の楽しみなのです(徒労感ハンパないけど)。その予測不可能さこそ映画の面白さであり、映画レビューを書くモチベーションにもなっています。
これからもマイペースに映画を楽しみながら、そしてマイペースに映画レビューブログ『のんびり映画帳』を続けていこうと思います。レビュー200本目を目指して、のんびりと更新していきましょう。
次の目標と今後の更新予定
気が付けば100本もの映画を視聴して、レビューを書いてきましたが、まだまだ観たい作品は尽きないものです(サブブログもあるので正確には110本くらい)。むしろ、ウォッチリストは増えていく一方。まだまだ先は長い。
今後も私生活とのバランスを保ちながら、無理をせず、気になった映画や時には話題作まで、のんびりと記録していくつもりです。
これからも、映画レビューブログ『のんびり映画帳』をよろしくお願い致します。映画好きや、これから作品選びに悩んでいる人の参考になれば幸いです。
― イカキムチ (id:dayli9ht) ―