タレント・はるな愛の半生と、性別適合手術に取り組んだ医師・和田耕治の歩みを基に、自身の性別に違和感を抱えながらもアイドルの夢を追う主人公が、ショーパブで働く中で一人の医師と運命的に出会い、偏見や困難に立ち向かいながら自分らしく生きる道を切り開いていく姿を描く。主人公のアイ(ケンジ:はるな愛)を望月春希、医師の和田耕治を斎藤工が演じる。
共演は木村多江、千原せいじ、中村中、吉村界人、MEGUMI、中村獅童ほか。
Netflixで配信されている映画『This is I』は、トランスジェンダー当事者の人生をモチーフにしたヒューマン・ドラマである。監督は松本優作、脚本は山浦雅大。タレント・はるな愛の半生と、性別適合手術に向き合ってきた医師・和田耕治の歩みをベースに、自身の性別に違和感を抱えながらもアイドルの夢を追う主人公の生き方を描いた作品だ。
主人公・アイ(ケンジ)、つまり事実上のはるな愛役を演じるのは望月春希。ショーパブで働く中で出会う医師・和田耕治役を斎藤工が務める。共演には木村多江、千原せいじ、中村中、吉村界人、MEGUMI、中村獅童といった個性豊かな俳優陣が名を連ねている。
▶ 読みたいところだけチェック
- 1. 『This is I』レビュー|はるな愛役は誰?主演・望月春希を解説
- 2. 『This is I』の見どころ|キャストと演技の評価
- 3. はるな愛は現在何してる?最新の活動まとめ
- ① 映画『This is I』がNetflixで配信
- ② 現在もタレントとして活動
- ③ 飲食店経営など実業家としての一面
- ④ ファッション・プロデュース活動
- まとめ|はるな愛は現在も多方面で活躍
- 参考・引用元
- 4. 『This is I』はどんな人におすすめ?
- 5. まとめ|『This is I』はるな愛の半生を描いた実話モチーフ作品
- 6. 映画『This is I(2026年)』の作品情報まとめ(監督・キャスト・配信情報など)
『This is I』レビュー|はるな愛役は誰?主演・望月春希を解説
映画『This is I』のストーリー展開はテンポが良く、要点をかいつまんで描いていくような構成になっている。それだけに演出はやや説明的で、状況から視聴者に想像させるタイプの映画というよりは、物語を丁寧に説明していく作りである。余韻という意味では少し物足りなさも感じるが、その分ストーリーは追いやすく、非常に分かりやすい作品とも言える。
全体的には華やかな演出が多いが、同時に静かな感情の揺れも伝わってくる。繊細な演出も本作の見どころの一つだろう。
タイトル『This is I』の意味|元ネタと楽曲「This Is Me」との関係
タイトルの『This is I』は、映画『グレイテスト・ショーマン』の楽曲「This Is Me」を思い出させる。オマージュ、あるいはパロディ的なニュアンスを感じた人も多いのではないだろうか。
実際、本作『This is I』でも劇中で突然ダンスが始まるなど、映画『グレイテスト・ショーマン』の影響を感じさせる演出がある。テーマ性にも共通点があり、両作品を連想するのは自然なことだろう。
タイトルの「I」は、もちろんモデルとなったはるな愛本人を指しているとも考えられるが、その意味は一つではない。
- Identity(アイデンティティ)
自分は誰か、自分は何者なのか。トランスジェンダーを扱う物語では中心となる概念である。「これが私という存在」という意味合い。 - Individual(個人)
社会的な役割ではなく、一人の人間としての存在。 - I=eye(目)
発音が同じであるため象徴的に用いられることも多い。自分を見る視点、社会から見られる視線、自己認識などを示す。 - I=愛
音の重なりとして「I=愛」という読み方も可能である。自分を愛すること、他者から愛されること。 - I=私(主格)
英語の主語としてのI。
“I think”“I am”“I live”など、主体としての存在を表す言葉である。 - I=存在
哲学的な読み方としては、デカルトの「I think, therefore I am(我思う、ゆえに我あり)」に象徴されるように、“I”そのものが存在を意味する。
挙げれば多数存在するが、本作で特に重要なのは次の三つだろう。
I=私 / 愛 / Identity
この三重構造である。
つまり『This is I』の「I」は単なる“私”という意味だけではない。はるな愛の「愛」、そしてIdentity(自己)という意味も重なっているように思える。
本作『This is I』を観て、多くの視聴者がまず思うことは同じだろう。
はるな愛役は誰?主演・望月春希とは何者か(性別も解説)
本作『This is I』を観て、多くの視聴者がまず思うことは同じだろう。
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「はるな愛を演じている俳優は誰だ?」
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主人公アイ(ケンジ)、つまりはるな愛役を演じているのは望月春希、その人である。本作公開当時まだ18歳であり、一般的にはそれほど知名度の高い俳優ではなかった。
Netflix世界独占配信の映画『This is I』の主演・アイを演じた。トランスジェンダー当事者を含む幅広い応募者が集まったオーディションで選ばれ、満場一致で選考陣を唸らせた。
正直なところ、本作『This is I』が劇場公開前提の大作映画でなくて良かったと思う。もしそうだったら、話題性重視で売り出し中のタレントやらアイドルやらが起用されて良作映画を台無しにされるところだった。
なおオーディションにはトランスジェンダー当事者も参加していたとされているが、望月春希はトランスジェンダーなのか?疑問に思うだろう。しかしそれをここで言及するのは野暮というものである。彼がそうなのかどうかは、映画の出来栄えには関係ないし、演技の幅にも影響しない。
どうでもよろしい。
ただ素晴らしい演技だった。それだけで十分である。
『This is I』は実話なのか?はるな愛との関係
さて、本作『This is I』は実話なのか?という点である。
結論から言うと、完全な実話ではないが、実在人物をベースにした「実話モチーフ作品」である。
この映画は、
- はるな愛の半生
- 性別適合手術に関わった医師 和田耕治
この二人の歩みをベースに構成されている。そして二人は実在する、あるいは実在していた。
ただし映画では、
- 人生の出来事
- 出会いのタイミング
- ショーパブでの出来事
などがドラマとして再構成されている可能性が高い。したがって厳密には伝記映画(biopic)ではなく、実話に着想を得たインスパイア作品に近いと言えるだろう。
とはいえ、作品全体からはかなり“実話らしさ”が感じられる。私自身もテレビで活躍していたはるな愛をリアルタイムで見てきた世代である。その記憶が、本作のリアリティ、”実話らしさ”をより強く感じさせたのかもしれない。
『This is I』の見どころ|キャストと演技の評価
映画『This is I』は、はるな愛の半生をモチーフにしたヒューマンドラマだが、本作の魅力はストーリーだけではない。望月春希の圧倒的な演技力、そして1980年代から2000年代にかけての時代を再現した舞台美術や音楽など、細部にまでこだわった演出も大きな見どころとなっている。
主演・望月春希の演技力はなぜ評価されるのか
本作の最大の見どころは、主人公アイ(ケンジ)、はるな愛を演じた望月春希の演技である。公開当時まだ18歳とは思えない完成度を誇り、作品全体を強く支えている。
父親に「女の子になりたい」と告白するシーンや、「えっ?」という短いセリフ一つにも繊細な感情が込められている。目線の揺らぎや手の震えといった細かな動きまで感情が乗っており、まるではるな愛本人がその瞬間を生きているかのような錯覚を覚えた。
これは推測に過ぎないが、相当な回数のテイクを重ねたのではないかと思う。いわば「演技で100点取るまで帰れまテン」を見ているような完成度に驚きを禁じ得ない。多分マジで、感度も何度も繰り返し撮ってはダメ出し撮ってはダメ出しされたハズである。あの演技は、才能や経験だけでは説明できないほどの密度で、まさに桁外れと言ってよい演技だった。
望月春希は、本作『This is I』によって一気に注目される可能性のある超大型新人だろう。今後の活躍が非常に楽しみである。
時代背景と音楽の再現|80〜2000年代の空気
もう一つの見どころは、作品の時代背景を丁寧に再現した舞台美術である。
物語では1980年代から2000年代初頭までが描かれるが、登場する小物や生活風景が非常に細かく作り込まれている。例えば、テレビがブラウン管から液晶へと変わっていく様子や、公衆電話から携帯電話へと移り変わる生活の変化など、時代の空気が自然に表現されている。
さらに、BGMとして流れる楽曲も当時の時代感を強く感じさせる。例えば、
- 中森明菜「スローモーション」
- PRINCESS PRINCESS「DIAMONDS(ダイアモンド)」
- 松田聖子「SWEET MEMORIES」
といった楽曲が使われており、その時代を知る人ほど懐かしく感じるはずだ。
特に印象的だったのが、松浦亜弥の「Yeah!めっちゃホリデイ」である。これははるな愛の代表的なモノマネネタとして知られており、当時を知る人間にとっては非常に象徴的な楽曲でもある。
『This is I』は、はるな愛の人生を描いた映画であると同時に、1980〜2000年代という時代そのものを思い出させる作品でもあった。彼女の半生と重なるように、あの頃の自分の記憶も自然と呼び起こされる。そんな不思議な感覚を味わわせてくれる映画である。
はるな愛は現在何してる?最新の活動まとめ
「エアあやや」のモノマネでブレイクし、バラエティ番組で活躍していたタレントのはるな愛。さいきんはTVで見かける機会が減ったため、本作『This is I』を視聴して「はるな愛は現在何をしているのか?」と気になった人も多いはずである。
現在のはるな愛はタレント活動に加え、映画、飲食店経営、ファッションプロディーズなど多方面で活動を続けている。本項では、はるな愛の現在の主な活動についてわかりやすく解説する。
① 映画『This is I』がNetflixで配信
ご存じのとおり、2026年には、はるな愛の半生をモデルにした映画「This is I」がNetflixで世界配信された。
上述しているが、本作は幼少期から「本当の自分とは何か」に悩みながらもアイドルになる夢を追い続けたはるな愛の人生を描いたドラマ作品である。
主演には、オーディションで選ばれた新人俳優望月春希が抜擢。圧倒的演技力と中性的な顔立ちで話題をさらう。
② 現在もタレントとして活動
はるな愛は現在もタレント活動を続けており、テレビ番組やイベント出演などを中心に活動している。
近年もテレビ出演に加え、映画関連イベントや試写会などに登壇し、作品のPR活動にも参加している。
③ 飲食店経営など実業家としての一面
はるな愛は芸能活動だけでなく、実業家としての一面も持つ人物である。
地元である大阪を中心に飲食店経営に携わっており、
- バー
- 飲食店
- お好み焼き店
などなど複数の店舗を展開している。芸能人の中でもビジネス面で成功している自分物の一人として知られている。
④ ファッション・プロデュース活動
近年は、ファッション分野にも活動の幅を広げている。
着物ブランドのプロディースやファッションイベントへの参加など、プロデューサーとしての活動も行っている。タレントの枠を超えた活動を続けている点も、現在のはるな愛の特徴である。
まとめ|はるな愛は現在も多方面で活躍
はるな愛の現在の活動をまとめると、次の通りである。
- タレント活動(テレビ・イベント出演)
- 飲食店などの経営
- ファッションのプロデュース
- 半生を描いた映画の題材となる人物
このように、はるな愛は現在もさまざまな分野で活動を続けており、むしろ以前よりも活躍の幅が広がっている人物であると言える。
参考・引用元
ORICON NEWS:https://www.oricon.co.jp/news/2414350/
映画ナタリー:https://natalie.mu/eiga/news/645410
スポニチアネックス: https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2026/02/11/articles/20260211s00041000293000c.html
『This is I』はどんな人におすすめ?
本作は単なるエンターテインメント映画ではなく、一人の人間が自分らしく生きようとする姿を描いたヒューマンドラマである。笑いや感動だけでなく、観る人それぞれにさまざまな気づきを与えてくれる作品だ。
- 実話をもとにした感動ドラマが好きな人
- 主演・望月春希の演技に注目して映画を楽しみたい人
- 1980〜2000年代の懐かしい音楽や時代背景に興味がある人
人の生き方や人生の選択について考えさせられる作品であり、静かな余韻を残す映画である。
まとめ|『This is I』はるな愛の半生を描いた実話モチーフ作品
本作は、はるな愛の半生をモデルにした物語であり、自分らしく生きることの難しさと大切さを丁寧に描いた作品である。
主演を務めた望月春希の繊細な演技、時代の空気を再現した舞台美術、そして懐かしい音楽による演出など、見どころは多い。特に感情の揺れを細かく表現した演技は、本作を印象的な作品にしている大きな要素である。
単なる伝記映画という枠にとどまらず、一人の人間の人生を通して「自分らしく生きるとは何か」を問いかける映画である。気になった人はぜひ一度視聴してみてほしい。
映画『This is I(2026年)』の作品情報まとめ(監督・キャスト・配信情報など)
- 監督:松本優作
- 出演:望月春希, 木村多江, 千原せいじ, 中村 中, MEGUMI, 中村獅童, 斎藤工
- 公開年:2026年
- 上映時間:210分
- ジャンル:ヒューマンドラマ