のんびり映画帳

映画レビューブログ「のんびり映画帳」。B級映画、配信作品、名作から地雷まで本音レビュー。感想だけでなく、独自の意見や考察を交えます。できるだけネタバレは控えています。

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映画『テケテケ(2009年)』感想|大島優子主演のB級ゆるホラー、怖さより笑いの怪談映画

みんな知ってる都市伝説系怪談ストーリー

テケテケ──胴体を真っ二つに裂く妖怪|映画『テケテケ』レビュー評価

みんなが知ってる都市伝説、『テケテケ』をモチーフにした映画の感想レビューを真面目に書きます!

…えぇ、コレ書くの?真面目に?ええぇ…。はふぅぅぅぅ

▶ 読みたいところだけチェック

 

ご存じだろう。

「テケテケ」とは、日本の都市伝説に登場する妖怪・怪異のひとつであり、遭遇した人間を胴体から真っ二つにすることで知られている。『地獄先生ぬ~べ~』などの漫画・アニメにも登場し、現在に至るまで語り継がれている有名な怪談である。

大橋可奈のクラスメイト・関口綾花が下半身のない死体で発見され、学校は“テケテケ”の噂で騒然となる。「見た者は72時間以内に死ぬ」と言われるこの都市伝説を、可奈は図書館で調べようとする。そこで偶然出会った従姉の女子大生・理絵は、都市伝説を研究中で、その起源が戦後の兵庫・加古川の鉄道自殺「カシマレイコ」にあると語る。2人は真相を探るため加古川へ向かうが、実は可奈はすでに“テケテケ”を見ていた――。残された時間は72時間。

引用:Amazon.co.jp: テケテケ|Prime Video

怪談は今の子どもに届いているのか?昔のTV系ホラー映画を観て思う

今の子どもたちは、果たして怪談やホラー映画に興味があるのだろうか。
かつては、夏になるとテレビで怪談特集が放送されていたものだが、昨今はそういった番組もめっきり見かけなくなった(かどうかは、TVは災害時や選挙の時にしか見ないので知らない)。

今回視聴したのは、2009年公開の子ども向け怪談ホラー映画である(たぶん)。ジャンルとしては、明らかに“子ども用”の枠を出ない。大人が観るような作品ではないことは、あらかじめ申し上げておく。

しかし不思議なことに、この作品の視聴対象年齢は「16+」とされている。もちろん、これは公開当時のレーティングではない。後年、配信サイトなどで付け加えられたものであろう。

仕方がないとはいえ、「16歳以上が観ても苦笑もの」という印象は否めなかった。もっとも、面白いとは思わなかったが、期待していたわけでもない。予想通りの期待外れだった。

とはいえ――レビュー評価が「3.3」だったことを考えると、どこかで「意外と悪くないのでは」と期待していたのかもしれない。ホラー映画としては、決して高くはないが、低すぎる数字でもない。そういう意味では、やっぱり期待していたのかもしれない。

 

邦画ホラー『テケテケ』はシュール?チープさ全開の2009年作品

作るんなら本気で作って欲しかった。ホラー映画としては、古い以前に、ただ拙い。良いところは2009年公開なだけに映像が粗くて、昭和的な都市伝説ホラーの雰囲気が出ているところくらいだろうか。まぁパカパカの携帯電話が出てくるので、平成の話なのだが。

が、やはり演出は安っぽい。『テケテケ』という邦画ホラーの肝心の怖がらせ役であるテケテケご本人が、完全に輪郭もハッキリとドアップでご登場なさるので、シュールすぎて観てるこっちは笑いを堪えるのに精一杯である。劇場ではなく自宅で視聴しているから別に爆笑したってかまわないのだけれど、それはそれでテケテケ様に失礼というものである。

美術も“っぽい”というか安い。真っ二つになった胴体は完全に人形のそれである。B級ホラー映画にありがちなチープさが否応なく漂っている。

脚本にも無理がある。テケテケを見たという主人公の可奈(大島優子)の話を聞いて、従妹の平山理絵(山崎真実)が本気で心配して調査に乗り出すのだが、彼女らは高校生と大学生である。日本の怪談をモチーフにした映画とはいえ、昨今そのようなストーリーは無理がある。いや、2009年当時でも無理はあると思うが。

また、「ここだけの話…」とテケテケについて語るお婆ちゃんが登場するが、数年に一度はテケテケの話を聞きに誰か訪ねてくるとも話すのには整合性がない。「ここだけの話…」とか言ってゴシップを言いふらす職場のおばちゃんである。女性全員がそうだという話ではない。少なくとも私の職場のおばちゃんはそうであるということだから、偏見だとかステレオタイプだとか抗議しないでいただきたい。

演技も、皆もうちょっと何とかならんもんか。棒読みの大根であることはもちろん、自転車でコケるときに「キャー」とか本当に「キャー」とかマジで「キャー」なので笑える。

あれ?けっこう笑ってるじゃないか。楽しんどるやないかワイ。

 

唯一の見どころは大島優子?

見どころを挙げるとすれば、やはり大島優子の出演であろうか。当時AKB48として人気絶頂だった大島優子が主演しているという点で、本作『テケテケ』はアイドルファンにも注目されるホラー映画である。ん~、それくらい。

あまりに若すぎて、一瞬彼女だとわからなかった。それくらいの初々しさ。画面越しに見ても、周囲の出演者と比べると明らかに一回り小さく見えるので「まだ成長段階だったのかな」と思って調べてみたら、大島優子の身長は152cm。なるほど、小柄である。小さくて可愛いじゃないか。

見どころとしては、ん~、それくらい。

 

これぞ“ゆるホラー”|笑って観る都市伝説映画

以上のとおり、映画『テケテケ』は恐怖よりもチープさが際立つ都市伝説ホラーである。

演出には粗さが目立ち、脚本や演技にも突っ込みどころが多いが、そうした点すら一種の“味”として楽しめる作品であるとも言えよう。

大島優子の若かりし姿を拝める点においては、当時のAKBファンには一見の価値があるかもしれない。

真剣に怖がるつもりで鑑賞すると肩透かしを食らうが、最初から“ゆるホラー”として割り切って観るならば、それなりに楽しめる余地はある(かもしれない)。

一人で真面目に観るよりも、友人とツッコミを入れながら笑って観る方が適している。そういった意味で、本作はホラー映画というより、半分コメディとして捉えるべき一本である。

  • 都市伝説系ホラーが好きな人
  • ツッコミながら観るのが好きな人
  • 若き日の大島優子を見たい人
  • B級ホラー映画に耐性のある人
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『テケテケ』は、その完成度の高さを求める作品ではなく、都市伝説という題材そのものに魅力を感じる人向けのホラー映画である。

「テケテケ」という名前に心惹かれたり、B級映画特有のチープさや強引な展開すら笑って受け入れられる観客にこそフィットする。ツッコミを入れながら鑑賞する“ネタ映画”としてのポテンシャルは高く、肩の力を抜いてなら楽しめる。

また、出演している大島優子の若かりし頃を見られる点も、当時のAKB48に思い入れのある人にとっては貴重な要素となるだろう。

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映画『テケテケ(2009年)』の作品情報まとめ(監督・キャスト・配信情報など)

  • 監督:白石晃士
  • 出演:大島優子、山崎真実、西田麻衣、阿部進之介、小島可奈子、螢雪次朗、長宗我部陽子
  • 公開年:2009年
  • ジャンル:ホラー

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