コメディ×ディザスターの新感覚サバイバル映画
笑ってたら床が抜けた…。想定外のディザスター×コメディ!|映画『奈落のマイホーム』レビュー評価
笑いから始まり、地盤沈下によるシンクホール・ディザスター(巨大陥没穴災害)へ突入する怒涛の展開が、観る者を一気に引き込んでいく!
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序盤は軽快なコメディ調で視聴者の心を掴みつつ、次第に忍び寄る地盤崩壊の恐怖。穏やかな日常が、ゆっくりと、そして突然、奈落へと――。
予測不能な地盤災害に巻き込まれた人々が、笑いと悲鳴の中で極限のサバイバルを繰り広げるストーリー。
幾重にも重なる苦境と難局、果たして彼らは“マイホーム”から生き延びられるのか?
平凡なサラリーマンのドンウォンは、11年間の節約生活を経て、ソウルにマンションを購入、家族とともに引っ越してきた。同僚を招き“引っ越しパーティー”を開くが、大雨で巨大陥没穴《シンクホール》が発生。マンション全体と住人たちを飲み込んでしまう。ドンウォンは反りの合わない隣人マンス、そして不幸にもこのマンションを訪れていた同僚たちと共に、地下500mへと落下。さらに大雨が降り始め、穴はどんどん水で満たされていく…!嗚呼、夢のマイホーム、彼らの運命はいかに…!?
地面、抜けたわ|『奈落のマイホーム』の落とし穴系ディザスターがスゴイ
映画『奈落のマイホーム』。序盤はスローペースで物語が進行していくが、その油断を突くように、ある瞬間から怒涛のディザスター展開へと様変わり。まさに奈落への急行列車、ノンストップで堕ちていくスリルが観る者を圧倒する。
地盤沈下によって突然生まれる巨大シンクホールのシーンは圧巻。**VFX(視覚効果)**のクオリティはハリウッド大作にも負けず劣らず、マイホームが崩れ落ちていく迫力には思わず息を呑む。
アクションパートも緊張感が持続し、汗手を握る、手に汗握る連続の展開。逃げ場のない状況で繰り広げられる極限のサバイバルが、観客の感情を一気に揺さぶっていく。
ストーリー構成もストレートでわかりやすく、コメディとディザスター要素が融合したサバイバル映画として、幅広い層に刺さる作りだ。
シンクホール地獄でなぜ笑う⁉︎VFXとギャグが共存!“地盤沈下版スクリューボールコメディ”だ!
本作はマンションが地盤沈下で崩壊しながら落下するという、ディザスター映画ならではの極限状況を描きつつも、随所にコメディ要素が織り込まれた異色作だ。
深刻な場面の最中にもギャグやユーモアのセンスがちりばめられ、まさに死と隣り合わせという状況なのに、笑いがこみ上げてくるのは不思議な感覚である。
ほかにも、ありあわせの食料で空腹をしのぐシーンはまさに「飯テロ」状態。あの状況で“うまそう”と思わせる演出力に驚かされる。
登場人物もキャラが立っており、嫁・同僚・アニキと、それぞれの個性が見事に物語にハマっている。シリアスとコメディの緩急、そしてリアルなVFXによる落下と崩壊の迫力が見事に融合し、従来の災害映画を超えた“新感覚ディザスター・サバイバル映画”として高次転化されている。
奇跡ばかりのラストでも許せる!「全員助かってほしい」と思わせる映画──希望の突破劇
映画『奈落のマイホーム』のクライマックスは、まさに息つく暇もない怒涛の展開。
次々と襲いかかる災難、極限の状況の中で、キャラクターたちは奇抜なアイディアと勇気ある行動で奇跡を呼び込み、活路を切り開いていく。
確かに、「ちょっと都合よすぎぢゃない?」と思わせるほどにスムーズに進む部分もあるのだが、全員に生き残ってほしいという感情が沸き上がり、ご都合主義さえも肯定したくなる不思議な魅力がそこにある。
VFXのスケール感、コメディとサバイバルの融合、そして最後まで諦めない人間の強さ。それらが一体となって、『奈落のマイホーム』はただのディザスター映画ではないことを証明している。
映画『奈落のマイホーム』はこんな人にオススメ!
- ディザスター映画が好きな人
→ 地盤沈下(シンクホール)という災害設定と、スリル満点のVFX演出が魅力。 - コメディとサバイバルの融合を楽しめる人
→ 危機的状況でもユーモアやギャグがちりばめられている。 - 韓国映画のテンポ感やキャラクター演出が好きな人
→ 家族・同僚・“アニキ”などキャラが立っており、韓国映画ならではの人間描写も光る。 - ハラハラドキドキしながらも「最後は希望がある物語」が好きな人
→ 絶体絶命の展開から、アイディアと行動で打開する姿が爽快。 - ちょっと強引でも、感動的なラストで報われたい人
→ 若干のご都合主義すら、全肯定したくなるパワーあり。
映画『奈落のマイホーム(2022年)』の作品情報まとめ(監督・キャスト・配信情報など)
- 監督:キム・ジフン
- 出演:チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンス、キム・ヘジュン、クォン・ソヒョン、ナム・ダルム、キム・ゴヌ
- 公開年:2022年
- ジャンル:ディザスター、サバイバル、コメディ